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公演情報・4月

ファイル 129-1.jpg「Dynamo」
KD Mlejn:Kovářova 1615/4 Praha 5
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2013年4月21日18時

ファイル 129-2.jpg「PÍSNĚ, BÁSNĚ, BALADY 」
Studio MARTA:Bayerova 575/5, Brno
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2013年4月25日19時30分
2013年4月26日19時30分

「親指姫」
Divadlo Radost:Bratislavská 216/32 Brno
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2013年4月14日10時 一般向け上演
2013年4月26日9時(学校用上演)


沢則行氏について

ファイル 128-1.jpgファイル 128-2.jpgチェコに来てから、お世話になった方は沢山います。師である、DAMU(チェコ国立芸術アカデミー劇場学部)のペトル・マターセック教授をはじめ、演出家のゾヤ・ミコトバーさん(JAMU教授)、チェコのお父さん的な存在である、DAMUの人形彫りの先生だったヤロスラフ・ドレジャル氏、ゾヤさんとは別の意味でブルノの母、衣装縫製のガブリエラ・ブディーコバーさん…、名前をあげていったらきりがありません。また、プラハに住む日本人では、パペットハウスさんで大活躍の佐久間奏多さんには、家族ぐるみでお世話になっています。順々に、自分の周りの方々について書いていきたいなと思っているのですが、今回書きたいのは、プラハ在住の人形劇作家・沢則行氏のことについてです。

というのも、3月後半あたりから沢さんのワークショップのアシスタントをしているからです。第一期ワークショップは1週間で、「浄瑠璃人形の頭を作るもの」。第二期は、6月?あたりにスロバキア・コシツエで行われるストリート・パフォーマンスのための巨大人形の製作です。

人形劇に興味のある方なら、恐らく誰でも沢さんの名前は聞いたことがあると思います。それぐらい、沢さんは日本だけでなく世界で有名な人形劇作家なのです。

沢さんの凄さは、沢さんの劇を見られた方であれば、わざわざ書かなくても十分だと思います。私が、初めて沢さんの劇を見たのは、たしか2006年あたりだったのでしょうか、青山円形劇場で、「桜の園」を見ました。今でもその衝撃は忘れません。沢さんの表現美の世界はもとい、先の読めない展開・表現方法、今まで見たこともないスタイル、何より劇がおもしろかったのです。ただただ、一観客として圧倒されたのを覚えています。

あれから、7年?全く演劇に関しては、素人だった私も、DAMUで演劇を勉強し、演劇漬けの日々を過ごし、チェコの演劇現場で仕事をもらえるようになってきました。海外で仕事をするようになって、今度は観客としてではなく、舞台製作側の人間として立ってみて、改めて感じる事は、「やっぱり、沢さんは凄いなあ」という事です。

海外で、「日本」という独自の文化を紹介するという枠組みの中で活動をするのであれば、どの国にもある一定の需要はあると思うのです。ただ、その枠組みをとっぱらった所で活動をしようとするのであれば、例えばチェコで、チェコ人と同じ土俵で仕事をしていこうとするのであれば、それはそれなりに、かなりの修羅の道なのです。つまりは、日本の現場で、わざわざ外国人をプロジェクトにいれる理由は、その外国人が何かしら有名人であるか、その国独自の何かのプロでないかぎり、難しいであろうといった事と同じなのです。

私自身も、最初の頃は日本がテーマな演劇の仕事が多かったのです。チェコの演劇現場で働けるという点で、ホントに大きな経験を積むことができ、ありがたかった話だったのですが、できれば、(日本と)限定されていないテーマの仕事ができるようになったらいいなと切に願っていました。

それから数年経って、仕事を何度かしたゾヤさんから、チェコの国民的詩人であるヤロミール・エルベンの詩集「Kytice」の一遍である「金の紡ぎ車」の劇の仕事をもらった時、おかしな話ですが、本当に嬉しくて絶対にいいもにしなければ!と燃えたのを覚えています。べつに、自分が日本人であることを、否定しているわけでは全くないのです。むしろ、私は、偏執的なぐらい日本が大好きです。ただ、振り払えるものでもないですが、自分につきまとっている「日本」というノシ紙をとって、普通に仕事ができたらいいなと思うこともあるのです。まあ、どんなに、日本と関係ない仕事をしても、結果的に「日本人女性の美術家がー、」とか「日本人独自の目からー、」的に紹介されます。それはそれでありがたい話なわけなのですが。

なんだか、回りくどい書き方をしてしまいました。
なぜ、沢さんが凄いなと感じるのか?

海外の演劇現場において、「日本」独自の文化を提示しているわけではなく、(もちろん、「日本の人形劇作家・沢則行」という名目はどこでもついてくると思うのですが)沢さんの独自のスタイルの演劇を披露していて、それが海外演劇現場において、本当に高く評価されているという事です。日本の演劇というと、「能・歌舞伎・文楽・舞踏」など多くのものが海外から評価されています。その枠から1歩出たところで何かしようとすると、ちょっとした壁にあたるのです。「なぜ、日本人なのに日本のものをやらないの?」的な。その辺の兼ね合いと上手につきあっていかないと難しいのです。

その壁をやぶりたいのであれば、その壁に匹敵する「日本の伝統美を活かしつつも、おもしろい独自の演劇」を確立しないと難しいと思うのです。それを、沢さんはきっと何年もかけて作られてきたと思うのです。だから、駆け出し中の私から見ると「凄いなあ」と感じるのです。

なんだか、長々と書いてしまいまいた。
写真は、ワークショップ風景です。4月一杯で巨大人形完成予定です!沢さんと一緒に写っている日本人女性は、ニューヨーク在住の演出家・いずみさん。世界で活躍している日本人達です!>いずみさん主宰のカンパニーのHP

そして、沢さんのパフォーマンスを見てない方は、一度日本で見に行かれることをお勧めします!>沢さんのHP


Veselé velikonoce!(楽しい、イースターを!)

ファイル 127-1.jpgチェコのイースターは、男性が女性に、

「Hody hody doprovody, dejte vejce malovaný, nemáte-li malovaný, dejte alespoň bílý, slepička vám snese jiný(ホディ ホディ ドプロボディ 色付けした卵をちょうだい もし色付けした卵がないのなら せめて白い卵をちょうだい にわとりが別の卵をあなたに持ってくるから(産むだろうから)」

と、歌いながら『pomláska(ポムラースカ・写真の鞭のようなもの)』というもので、おしりをペンペン叩くのです。そしたら、女性は(準備していた)卵を男性にあげるという独自の習慣があります。卵は、「誕生・生」の象徴。女性が元気な子供を産めるよう祈願しているとか。


近況報告・3月-2

ファイル 124-1.jpgコマメにアップをしようと思っていたのですが、忙しくてブログを書くパワーがありませんでした。書きたかった事が沢山あったのですが、なんだか書くのはタイミングを失ってしまったなあと…。

ファイル 124-2.jpg長かった、いや本当に長かった…、チェコ語集中講座も先週金曜日に無事に終わり(最終日に、クラスメイトから手紙とうさぎのチョコをもらいました!)、破傷風の予防接種の副作用で体調を著しく崩したり、3人の日本人の方々が別々でプラハに旅行に来ていて会えたり(10歳年下のゼミの後輩や、同い年のまじめでチャーミングな学芸員の方など、本当に刺激的な出会いでした!)、今週からは、新しいプロジェクトが始まったりでバタバタしています。新しいプロジェクトについては、次回に書けたらと思っています。

報告は遅いとはいえ、それでも、ぜひ報告したいこと。それは、「金のさかな」が日本で、ちらほら日本で泳ぎ続けていることです!

以前にも少し書いた事ですが、私の演劇現場の仕事は、プレミアを迎えた時点で、ある意味終わりです。自分の手から完全に離れるわけではないけども、上演に関しては、あまり噛んでいないので、その後パフォーマンスが、どう徐々に演じ改良されていくかあまりわかりません。現在、プラハで上演されている、「Dynamo」に関しては、プラハで上演されているという点と、プレミア後も色々と改良点があったので、上演のたびに、行ける時は見に行っているので、プレミア後の成長が見ることができているのですが、大概の上演は、そうではありません。

今まで、谷口直子と共に作った作品は、「YODAKA」と「金のさかな」の2作です。彼女と一緒に共同制作するプロジェクトは、私にとって、いつも自分が受ける仕事以上に多くのことについて機能しなければいけないという点で、本当に毎回良い経験になっています。企画・構成を初めとして、オーガナイズ、照明、音響…などなど。ヨーロッパ公演中は、共にツアーを一緒に回れることで、公演を重ねることで見えてくる問題点を共に考えて、改良していくことができる、私にとっては、貴重なプロジェクトです。

というのも、普通のプロジェクトでは、私はツアーでは用なしなので、連れて行ってもらえません。書き方が少し寂しい感じがしますが、通常のパフォーマンスのツアーでは、マネージャーさんやプロの音響・照明の方たちがいるので、私が出る幕はないのです。例えば、以前参加した「TaBALADA (姨捨山)」は、フランスのアヴィニョン演劇祭に招待されたのですが、(アヴィニョン演劇祭は有名なので、私もできれば一緒に行きたいなあーと思ったのですが…)私はプラハで「アヴィニョン招待やったね!がんばってきてねー」といった感じの立ち居地なのです。

そういった意味で、谷口直子と共に企画しているパフォーマンスは、お互いに持てる以上のものを全部出し合ってどうにかこうにかな面が沢山あるので、その分、思い入れも少し他のプロジェクトよりは強いかもしれません。

また、ヨーロッパではずっと一緒に泳いでこれたぶん、今現在、遠く見えないところで、「金のさかな」のパフォーマンスが続いていることは、少し寂しい気持ちもあります。ですが、同時に、チェコ語で作った劇が、どんな日本語になったのだろう?日本の子供達はどう反応してくれているのだろう?そして、谷口直子は、上演を重ねることで、どう独自に成長していくのだろう?そんな事を考えていると、私の感じる小さな寂しさなんかを、完全に打ち消してくれます。そして、そんな気持ちは、私を元気にしているのです。

「金のさかな」が、今後どう泳ぎ続けるか?泳いできたか?谷口直子が書いている、ブログの方をご覧頂けたらと思います。>>Divadlo 501
少し古いですが、「金のさかな」のプロジェクトのブログはこちらから。>blog


公演情報・3月

ファイル 121-1.jpg「親指姫」
Divadlo Radost:Bratislavská 216/32 Brno
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ファイル 121-2.jpg2013年3月11日9時(学校用上演)
2013年3月12日9時(学校用上演)
2013年3月14日9時(学校用上演)
2013年3月15日9時(学校用上演)
2013年3月18日9時(学校用上演)
2013年3月20日9時(学校用上演)
2013年3月22日9時(学校用上演)

「Dynamo」
KD Mlejn:Kovářova 1615/4 Praha 5
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2013年3月20日18時


近況報告・3月

ファイル 120-1.jpg長いことブログを書けませんでした。今年の目標に、頻繁にブログをアップするぞー!と思っていたのですが、なかなかにチェコ語の集中講座にエネルギーを吸い取られています。改めて、言語の世界の奥深さを再確認しています。

朝起きてチェコ語(9:00-14:30)― 仕事(15:30-17:00)― 夕飯支度・掃除等・仕事をして、21時30分ぐらいからチェコ語の宿題と文法確認-寝る、の繰り返しです。他の事があまり頭に入りません。集中講座のが、勉強になると思ってこのコースを決断したのですが、本当に集中すぎて弱音をはきそうです。(情けない…)

それでも、語学学校特有のシステムや、普段では出会わないタイプの人たちと、出会えるのはおもしろくて、それなりにエンジョイしています。同じクラスには、ロシア人やウクライナ人、カザフスタン人、ハンガリー人、アメリカ人、韓国人の方々がいます。なかなか、こんな国際色豊かな人間同士が、学校の機関や国際会議でもない限り、一同に会うこともないのでおもしろいなと思います。

大勢で集まって何かを話す時、よく「政治と宗教」の話は避けた方がいいと言いますが、「国の違い(国民性の違い)」を話す時も気をつけたほうがいいなと最近感じます。色んな国の人間が集まれば、話すテーマは、自国の話、チェコとの違い等も避けて通れないテーマになります。ですが、個々に感じる違いは、日本人だからといって同じなわけではないし、あくまでもお互いに『一般的な国民性』としての違いを話しているわけで、個々の個性を尊重した話をしているわけではないという認識をお互いに持たなければいけないなと。

海外の人から見れば、日本人は日本人として、ひとまとめされてしまうのは当たり前ですが、日本人の中でだって、関東・関西・東北・九州等の地方色はあるわけですし。さらには、関東の中でも、東京、神奈川、千葉、埼玉と県民性の違いも出てきて、さらにさらに進めば、神奈川の中でも、横浜、川崎、横須賀、小田原、湘南、相模等の地域的にも違いがでてきたりして。そこまで細かく、分類しときながら、隣近所での違いも大きなわけで。人間が人間である以上、違いがあるのは当たり前なわけので、典型的日本人像なんて、あってないものだと思うのです。

それでも、日本を一歩でてしまえば、一括りされてしまうわけですし、海外に住んでいれば避けては通れない、日本プチ・プレゼンテーション。

私の場合は、誰と話すかによって、日本の話しや、日本とチェコの違い等の会話の内容を変えています。誰も、個人的な感情を込めた、自国の否定的な意見を聞きたいわけではないと思うので、個人的な目標は、自分と話した人が、その日の夜、奥さんや旦那さん、彼氏や彼女、友達に、「今日さ、日本人に会ったのだけど、こんな事、言ってたよー」と話の種になるような話ができたらいいなと思っています。それで、日本という国に興味を少しでも興味を持ってもらえたら、嬉しいなと。

そんな事を、ちらほら感じる日々…。

製作は、ペースが落ちましたが、チラホラ進んでいます。やっと勉強と仕事の両立ペースに慣れてきたので、今月はもっと良い感じで仕事が進むのではないかと思っています。色々とおもしろい事も起きているので、ブログも今月はコマメにアップしていこうと思ってマス。


「親指姫」演劇批評・2

ファイル 119-1.jpg※この演劇批評は、ブルノで最近プレミアを迎えた3つの演劇についての批評です。「親指姫」は、最初のパートのみ(黄色いラインが惹いてある部分)なので、その部分しか訳していません。例によって、直訳できない文章も多かったので、意訳しています。プロの翻訳家ではないのでご了承下さい。

総合演劇批評 
O Malence 95%
Očistec 20%
Rozrazil 80%

Malý klenot , velký průšvih a putjící souznění
(小さいダイアモンド、大きな恥、ハーモニーが旅をする)
ブルノにある劇場では、一作品、子供向けの素晴らしい宝石のような演劇がうまれ、一作品、プロのミュージカル作品において大きな問題がうまれ、3つの劇場で共作された4時間のビジュアル演劇がうまれました。

Drahokam pro další generace(次の世代に残る宝石のような演劇)
ラドスト劇場の人形博物館では、アンデルセンの「親指姫」がプレミアを迎えました。有名な原作者の作品を、演出家ゾヤ・ミコトバー氏の親近感のわく、美しい演出によって、色鮮やかな、子供が理解できる夢一杯の世界観で、曇りない喜びを運んでくれました。大きなプラスは、舞台が細かいディテールまで計算されていて、収納できることと、若い日本人、舞台美術家・林由未が手がけた、物語を詩的なビジュアルに見せる舞台、人形、小道具達です。ズデネック・クルカ氏による大衆に媚びない音楽もプラスです。

こうして誕生した内なる力をもつ宝石は、今現在見ている子達の子供達が見られる、次世代続いていく演劇になる大きなチャンスがあるのではないかと思います。

というわけで、「親指姫」95%の評価を頂きました!!!ひゃほー!
素直に凄く嬉しいです!以前80%の評価を書いて頂いたJiří P. Kříž氏も、よくよく調べてみると、チェコで、最も権威ある演劇賞が2つあるのですが、そのうちの1つの審査員をされているとても有名な方でした。
製作サイド側は、劇が少しでも1日でも長く上演される事を祈って作っているので、今回の批評で、次世代に続くと書いていただいて本当に嬉しいです。


近況報告・2月

ファイル 116-1.jpgコンスタントにブログ?・ウェブをアップするのはなかなか難しいなあと思う今日この頃。油断しているとすぐに日にちがたってしまい、書こうと思っていたことが、古くなってしまってたりします。なかなかブログを習慣化するの至難の業だなと。

ファイル 116-2.jpg最近の活動報告は、第一に今年の目標であったチェコ語の集中講座に2月4日から通いだしたことです。6週間コースで、月曜日から金曜日、朝9時から13時25分まで。かなり、前からプランして2月に通うぞ!と思っていたので、通えるようにスケジュールを組めて本当に良かったです。色々なチェコ人の方々に、「なぜ?話せるのだから、勉強する必要あるの?(授業料もったいなくない?)」とか「本を読めばいいじゃない!」とか様々なアドバイスを頂きましたが、決定的な基礎の文法が抜けているため、この部分をうめないかぎり、自分自身、チェコ語という言語に対して大きな限界を感じていたのです。

チェコ語の学校は、初日にレベルわけのテストがあって、なんだかんだと一番難しいクラスに入ることができました。ただ、私の場合、変にボキャブラリーがあるために、テストの内容がわかってしまい(答えが想像できてしまい)、なんだかんだ文法無視してテストができてしまうというよくない状況がおきてしまっているのです。だから、一番上のクラスにはいれたからといって、チェコ語が上級者レベルにできるというわけではなく、見せ掛け・ハッタリレベルなのです。

6週間は短い期間かもですが、文法を勉強して、綺麗なチェコ語を話せるように、読めるように、書けるようになったらいいなと思ってます。

そして、語学学校以外でも仕事はしています!

一つは、5月に日本で展示予定の人形達を製作中です!詳細はのちのち書きたいと思ってます。

もう一つは、12月から、ちまちま、ショート・フィルム(コマ撮り実写映画)の仕事をしています。この仕事はどちらかというと、大道具・小道具的な仕事です。最初は舞台美術家として仕事を依頼されたのですが、色々な流れで色々なものを作っています。一番大きいもので空港などにある金属探知機の門?を作りました。この仕事についても、のちのち詳細を書こうと思ってます。


公演・活動情報-2月

ファイル 113-1.jpg「Kodomo」展 Kalokalo house
2013年1月25日(金)-2月12日(火)
神奈川県茅ヶ崎市中海岸2-4-31
水曜日・木曜日定休日 営業時間10:00-18:00
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ファイル 113-2.jpg「Dynamo」
KD Mlejn:Kovářova 1615/4 Praha 5
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2013年2月21日19時30分

ファイル 113-3.jpg「PÍSNĚ, BÁSNĚ, BALADY 」
Studio MARTA:Bayerova 575/5, Brno
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2013年2月4日19時30分
2013年2月5日19時30分
2013年2月28日19時30分

「親指姫」
Divadlo Radost:Bratislavská 216/32 Brno
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2013年2月24日10時 一般向け上演
2013年2月25日9時(学校用上演)


「親指姫」演劇批評

ファイル 110-1.jpg「親指姫」の演劇批評が、新聞に掲載されました!(チェコ語なので、日本語にまた、ザックリ訳にしてみました。この演劇批評は、訳すのが難しかったです。チェコ語の表現で日本語にそのまま訳しても?な表現もありますし、さらに、日本語もチェコ語も中途半端な人間が訳しているので申し訳ございません。ザックリと雰囲気をわかってもらえたらと思っているので、細かい表現などは気にしないで下さいませ。)

「親指姫」ハンス・クリスチャン・アンデルセン
『チェコにて、最近、2つの劇場がハンス・クリスチャン・アンデルセンの「親指姫」からインスピレーションを受け、パフォーマンスが製作されました。一つは、チェスキー・チェシーン(Český Těšín)の人形役者達によって。もう一つは、ラドスト劇場の人形博物館にて、劇場に来られる一番幼い年齢の子供達に向けに、経験豊かな演出家、ゾヤ・ミコトバーの手によって製作されました。

ここで言及しなければいけないのは、子を持つ親にとって、2歳に満たない子供や、劇場が初めての子供と一緒に小さい椅子に座って劇を見ることは本当に貴重な経験であるということです。子供達は、博物館の小さな舞台空間に入り、(舞台前方にある)小さい椅子に座る時、不安を感じます。なぜなら、お母さんやお父さんは、(舞台後方にある)の大きな椅子に座っているからです。

Kdo hledá, najde-探す人が見つけることができます。
小さい椅子に腰掛けた子供達は、目に涙をうかべながら、後ろを向いて両親がいるかを何度も確認します。そんな雰囲気も、役者ミハエラ・コチェロバーと ヤン・ブラダーチュ(もう一組スターニャ・ハベルコバーとペトル・シュミジャーク)が劇場に入ってきた瞬間に空気がかわります。ノエルの箱舟のような形をした博物館は、子供達を物語の航海へ招待します。

そして、マレンカ(親指姫)はこの世に生まれ、世界を旅します。彼女は世界を知ろうとし、その旅程の中、彼女のために婚約者を探す多くの生き物に出会います。誰がこの世の中で、一人でいたいでしょうか?ましてや、マレンカは美しく、手のひらに乗ってしまう大きさの小さな少女なのです。最初に、蛙の母親が自分の息子の嫁にしようとします。マレンカを気に入るコガネムシや、マレンカの越冬を助けたねずみは、お金持ちのもぐらと結婚させようとします。また、クモやツバメ、そして最後には、マレンカに恋をする花の妖精の王子も登場します。

Svět Yumi Hayashi-林由未の世界(黒線で書かれていて、なんだか嬉しい言葉なのです)

テレビに慣れている多くの子供が、初めての劇場で演劇を見て、役者との“生身”のコンタクトを感じ、最後まで注意力が途切れず集中して見ていました。台詞は最小限であり、子供達が知っている歌(Hálek, Lada, Hrubín, Žáček らの詩など)、童謡がもりこまれているからでしょう。

役者達にとって、作曲家・ズデニェック・クルカの音楽と舞台美術・林由未によって作り出されたファンタジーな世界(魔法のような世界)で演技をするのは、羽毛布団の上で演技をするようなものです。(羽毛布団は柔らかく暖かいので、穏やかに演劇ができると言った意味ではないかと)コチェロバーとハベルコバー(女性役者達)は、柔軟な繊細さ、ブラダーチュとシュミジャーク(男性役者達)は、感情で演劇をしています。

ラドスト劇場(ブルノ)-ハンス・クリスチャン・アンデルセン、ゾヤ・ミコトバー
演出:ゾヤ・ミコトバー ドラマトゥルグ:エバ・ヤニェコバー 美術:林 由未 音楽:ズデニェック・クルカ 初演:2013年1月11日 
Celkové hodnocení 80% 全体評価80% Jiří P. Kříž』

この演劇評論は、チェコで上演されている演劇を新聞で評論しているJiří P. Kříž氏が書きました。彼の他の評価をザッとネットで調べても、80点は高得点と言えるので良かったなと。ラドスト劇場が製作した演目の、ここ10年の中で、一番いい作品と言われている「kytice(花束)」も80点でした。実際にこの演劇を見ましたが、本当に良かったので、それと同得点だったのも嬉しかったです!

>Newspaper


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