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日本-その4

ファイル 139-1.jpg九州旅行から帰ってきてからは、某アニメーションスタジオを見学させてもらったり、長年愛用していた眼鏡がポキッと折れてしまったので新しく作りにいったり、友人にあったり、歯医者や予防注射等で病院に行ったりとあわただしくしつつ、長野県飯田市で行った講演+ワークショップの準備をしていました。

ファイル 139-2.jpgここで、長野県飯田市の紹介をしたいのですが、詳しくはこちらを読んで下さい。>webいいだ人形フェスタ 飯田市では、国内最大級の人形フェステバルが毎年開催されています。ヨーロッパの人形劇関連の人達の間でも知られていて、飯田のフェステバルについてよく質問をされていたのですが、恥ずかしい事に、私はまだ飯田人形フェステバルを見たことがなかったのです。なので、いつかは絶対に行かないとなあと思っていました。

また、飯田市には日本アニメーション界巨匠の川本喜八郎氏の飯田市川本喜八郎美術館があります。『人形劇三国志』で使われた人形達をはじめ貴重な人形達が一挙に見ることができる、本当に贅沢な美術館です。川本喜八郎氏の作り出す想像の世界の大きさ、底知れない創造パワーを本当に感じることができます。一人形作家として、今一度初心に戻り、真摯に製作に打ち込もうと深く深く感じました。

また、こんな素敵な街に来ることができたのも、元川本喜八郎美術館学芸員の方に今年の3月頃プラハで懇意になった関係で、呼んでもらえることになりました。私にとっては、飯田は人形劇の聖地的なイメージがあったので、(というのも、私の大学院時の教授ペトル・マターセック氏や沢則行氏など、ビックネイムな方々がワークショップや講演をされているので)まだペーペーの私の話や、ワークショップなど恐れ多いのではないかと、内心かなり震え上がっていました。ですが、もう何だか移住してみたいぐらい飯田の方々は暖かく、何物にも代えがたい貴重な大きな経験をさせてもらうことができました。また、いつの日か飯田へ戻って来られるよう活動を続けていくことが、私の野望です。

講演は、自分の自己紹介をしながらチェコでの仕事の紹介をしていきました。話ベタな私が、今回考えた秘策?は、原稿を書くといったことです。今まで、何回か人前でお話する機会があったのですが、画像データは準備していっても、話はその時の流れにまかせていたので、とかく話がズレがちだったのです。今まで、原稿書いてなかった方が、甘かったのかもしれませんが、一つずつ経験していかないと解決策を学べないタイプなのです。90分付き合ってくださった皆様方、本当にありがとうございました。

講演の後は、美術館やNPOいいだ人形劇センターの方々と、嘘みたいにおいしいイタリアンレストラン(il Saryo)で夕飯を頂きました。なんというか、凄くオシャレで、私が勝手にイメージしていた長野県飯田を根底からくつがえしてくれました。というか、飯田での滞在は4日間だったのですが、食事が恐ろしくおいしすぎて、最低でも1,2キロは増量してしまったのではないかと思います。

ワークショップの様子は、後日に続きます。

事後報告ですが、講演とワークショップの紹介ページを見つけました。
紹介ページ①紹介ページ②


日本-その3

ファイル 138-1.jpg無事に、昨晩プラハへ帰ってきました。洪水に弱い地区に住んでいるので、心配していたのですが、地下の倉庫も含めて洪水の被害はありませんでした。

ファイル 138-2.jpg日本滞在は、アッという間に過ぎてしまいました。まさに、光陰矢のごとしとはこのことか!と言った感じでした。今回、会いたいと思っていて会えなかった方々が沢山います。私の時間の配分がうまくいかなかった結果です。2年ぶりの1ヶ月と10日という滞在は、当初、長いと思っていたのですが、全くもって長くなかったのです。次に帰る際には、もう少し利巧に予定を組みたいと思っています。そして、次回こそは、会えるよう祈っています。

ファイル 138-3.jpgあまりにも、バタバタな生活だったのでNewsも5月20日以降全く書く時間がなかったのですが、ここ数日中には日本での滞在中でのことをまとめてアップしたいと思います。まず書かなければならないのは、九州旅行についてです。

デザインフェスタが、19日に終わった後、どこかへ行こうと予定していたのですが、具体的に九州と決断したのは、出発前日の20日でした。直前すぎで取れる飛行機チケットも新幹線もなく、21日の夜行バス(Dream Sleeperという本当に素敵な夜行バスでした)で広島に向かい、朝広島に到着し、午後まで観光をして、夕方に、福岡・小倉へバスで向かうという旅程でした。九州へ行こうと決断したのは、何度かこのウェブでも紹介している、役者・谷口直子さんと彼女の旦那さんの渡辺圭さんが立ち上げたデザイン家具屋さんのFuniture501を見てみたいと思ったからです。

かなり突然の思いつきで、「明後日、そっち行っていい?」と非常識な申し出に対して、嫌な顔一つせず(はた迷惑だったと思うのですが)感謝し尽せないぐらいのもてなしをしてもらい、本当に忘れられない思い出になりました。

Funiture501の家具は、とても暖かい家具でした。家具量販店が増えている中、デザインから手がけ、一つ一つ家具を製作していくのは、簡単な事ではありません。でも、だからこそ見つけることができる家具がここにはあるのではないかと思います。私が以前よりお世話になっているKalo Kalo houseのオーナー・木村みどりさんが、ギャラリーの楽しみ方という素敵な文章を書かれています。「毎日が、ちょっと幸せになる」ために、できることがFuniture501にはあると感じました。九州・小倉にお立ち寄りの際は、ぜひお立ち寄り下さい!

九州旅行は、その後大分の宇佐から湯布院、阿蘇山、高千穂、宮崎、鹿児島と移動して帰ってきました。本当に、楽しかったー!の一言です。

旅行中、谷口夫妻だけでなく、沢山の方々に親切にしてもらいました。九州の人達の温かさに触れることができました。私のご先祖様も、母方の祖父の両親は、大分の臼杵出身。母の祖母の父親は、長崎の平戸出身です。私の血は、顔の作りからいっても九州の血が濃いのではないかと勝手に感じています。だからという訳ではないですが、また、九州へ来たいなあと思いました。

写真:1 仲睦まじい渡辺夫妻
写真:2 振舞って頂いたご馳走!
写真:3 Funiture501の前にて


デザイン・フェスタ

ファイル 137-1.jpg昨日、無事にデザイン・フェスタの展示を終えることができました。lそして、初参加のデザインフェスタの感想は、本当に沢山の方々が来場してくれたなの一言です。2日間で「のべ6万人」という言葉に惹きつけられての参加だったですが、本当に、それぐらいの人達が来ていたのではないかと感じました。どんな形でも、より多くの方に実際に、触れ合ってもらえることが一番大切なことだと思うので、そういった意味でも、様々な人のリアクションを聞いたり見ているだけでも、かなり勉強になりました。

ファイル 137-2.jpg6年以上、日本で個人的な活動をしてこなかった私は、0スタートではないかと思っています。久しぶりの日本でのソロ展示、小さい空間でしたが、この小さな1歩から、日本での活動を少しづつ増やせていけたらと考えています。今回見ていただいた方々が、次回の展示や公演等に来てもらえるよう頑張っていきたいと思ってます。

お忙しい中の本当にご来場ありがとうございました。


日本-その2

ファイル 136-1.jpg昨日、母校の一つ東京造形大学へ行ってきました。思い出深いけど何か理由でもない限り、なかなか行けない母校という存在。恩師・春日教授のおかげで、2年ぶりにまた行けました。全くもって変わったところ、変わらないものを肌で感じて、また学生さんたちと触れ合えてとても刺激的な体験になりました。

そして、今週、土曜日18日、日曜日19日、東京ビッサイトにて開催されるデザイン・フェストに出展します。開催時間は、11:00 - 19:00までです。ブース番後は、[アイ]の136です。4階です。初参加なので、詳しいことはわからないのですが、かなり多くの方々が参加されるので、色々と見れておもしろいかもしれません。お時間のある方はぜひお越し下さい!両日会場にいます!


日本-その1

ファイル 135-1.jpg前回の更新からずいぶん経ってしまいました。

無事に日本へ帰ってきています。2年ぶりに長く滞在できると意気込んで日程を組んでしまったため、バタバタしています。また、家に居る時は、初姪っ子に完全に骨抜きされています。本当にかわいいです。(おばばかですが、天使のようなかわいさなのです)

帰ってきて1週間と5日、沢山の会いたかった人達に会えました。尊敬している先輩アーテイストの方々、活躍している同期の人たち、そしてずっと会いたいと願っていて、ある意味では、一番尊敬しているチェコ人の舞台美術家であり人形作家の方に、日本人の友人のおかげで、奇跡的に、なぜか日本で会うこともできました。本当に、沢山のエネルギーとインスピレーションを頂いて、また初心に戻ってがんばろー!!という気持ちになっています。

まだまだ、沢山会いたい人たちがいるのですが、全くもって私のスケジュール管理のミスというか、日数が1ヶ月って思ったより短かったというか、今回会うのが難しい方々もいます。本当に残念で悲しいです。

もし、お時間があれば、今回会えるのが難しそうな方々は、5月18日、19日、有明ビックサイトにて開催される「デザイン・フェスタ」にお越し頂けたら嬉しいです。両日会場います。また、詳細やブース番号等、書きますが、4階です。なんだか1階と4階があるらしいのです。(2,3階はないらしいです)次回に、書こうと思っていますが、デザインフェスタでは、私デザインの人形・仮面・おもちゃブランドをプレ・オープンする予定です。


一週間

ファイル 130-1.jpg先週も今週も、沢則行プレゼンツ「巨大魚」プロジェクトにて働いていたのですが、今日で一区切りしました。続きは来月、再来月に持ち越されます。以前、スロバキア・コシツエで行われるストリート・パフォーマンスと書きましたが、スケジュールが変わったようです。プレミアは、フラデッツ・クラーロベーで毎年行われている、MEZINÁRODNÍ FESTIVAL DIVADLO EVROPSKÝCH REGIONŮ(インターナショナル・ヨーロッパ地方劇場演劇祭)にて6月上演予定です。プラハでは7月に上演予定だそうです!プロジェクト製作・チームも、沢さんを筆頭に、スペイン人のRaquel、フランス人のNanouche 、コロンビア人のCarlos 、スロバキア人のHelenaと国際色豊かでおもしろいメンバーでした。

ファイル 130-2.jpgこのプロジェクトでは、率直に、いい経験をつませてもらっていました。私は、顔?(上のパーツ)を彫らせてもらいました。『魚…、馬…、ああ、いやいやドラゴン、えっペガサス?いや、タツノオトシゴって英語でsea horseだし、馬のようなドラゴンになればいいんじゃないかな…』なんて思いながら、彫っていたので顔がそんな感じになっています。今までこんなに大きな頭は作ったことがないので、本当に楽しかったです。

そして、アトリエで仕事ができる快適さも久々に味わっていました。私の現在のアトリエは、台所兼アトリエみたいな感じなので、仕事にも制限がでてきてしまうのです。製作環境によって、やりたい事が制限されてしまうのは、本当に悲しいなあと思うのです。いつか、アトリエを借りられるくらいの作家になりたいなぁと、夢見ています。

そして、このビックプロジェクトの影で、日本行きの準備もしています!なんと、1週間後には、日本なのです!滞在は1ヶ月ちょっと。メインは、私事ですが、初姪っこに会うことです。もう、産まれて半年が経っていてるので、早く会わなければです!!

また、5月18日、19日には、東京ビッグサイトで行われるデザイン・フェスタに参加予定です。また、詳細は後日書きますが、もし時間ありましたらぜひ来て欲しいです!初参加なので、どんなものだかドキドキものですが、大人として真剣にお祭り気分で参戦しようと思っています。また母校・東京造形大学、春日教授ゼミでの講義や、まだ本決まりではないですが、長野県でワークショップ等もする予定です。その他にも、色々と旅行をしようと思っています。

こんなに長く日本に帰るのは、2年ぶりなので本当にわくわくです。海外生活の何が一番辛いって、大切な家族や友人達に会えないことだと思うのです。沢山会いたい人がいます。限られた滞在時間ですが、できる限り沢山の人に会えますように。出発前までに、準備を終わらせなければです。

また、話は全く変わりますが、最近チェコの新聞にインタビューがでました。チェコに住む外国人をとりあげている”Český šok ”という、シリーズの中です。!>記事 チェコ語なのでよくわからないかと思いますが、チェコに住んでいる外国人が感じるチェコについての質問(チェコ人のどこが気に入らないかとか、チェコのユーモアはわかるかとか、チェコのビールや食べ物はどうかなどなど)です。日本語へは、訳す元気がある時に訳そう?と思います。


公演情報・4月

ファイル 129-1.jpg「Dynamo」
KD Mlejn:Kovářova 1615/4 Praha 5
>Infomation

2013年4月21日18時

ファイル 129-2.jpg「PÍSNĚ, BÁSNĚ, BALADY 」
Studio MARTA:Bayerova 575/5, Brno
>Infomation

2013年4月25日19時30分
2013年4月26日19時30分

「親指姫」
Divadlo Radost:Bratislavská 216/32 Brno
>Infomation

2013年4月14日10時 一般向け上演
2013年4月26日9時(学校用上演)


沢則行氏について

ファイル 128-1.jpgファイル 128-2.jpgチェコに来てから、お世話になった方は沢山います。師である、DAMU(チェコ国立芸術アカデミー劇場学部)のペトル・マターセック教授をはじめ、演出家のゾヤ・ミコトバーさん(JAMU教授)、チェコのお父さん的な存在である、DAMUの人形彫りの先生だったヤロスラフ・ドレジャル氏、ゾヤさんとは別の意味でブルノの母、衣装縫製のガブリエラ・ブディーコバーさん…、名前をあげていったらきりがありません。また、プラハに住む日本人では、パペットハウスさんで大活躍の佐久間奏多さんには、家族ぐるみでお世話になっています。順々に、自分の周りの方々について書いていきたいなと思っているのですが、今回書きたいのは、プラハ在住の人形劇作家・沢則行氏のことについてです。

というのも、3月後半あたりから沢さんのワークショップのアシスタントをしているからです。第一期ワークショップは1週間で、「浄瑠璃人形の頭を作るもの」。第二期は、6月?あたりにスロバキア・コシツエで行われるストリート・パフォーマンスのための巨大人形の製作です。

人形劇に興味のある方なら、恐らく誰でも沢さんの名前は聞いたことがあると思います。それぐらい、沢さんは日本だけでなく世界で有名な人形劇作家なのです。

沢さんの凄さは、沢さんの劇を見られた方であれば、わざわざ書かなくても十分だと思います。私が、初めて沢さんの劇を見たのは、たしか2006年あたりだったのでしょうか、青山円形劇場で、「桜の園」を見ました。今でもその衝撃は忘れません。沢さんの表現美の世界はもとい、先の読めない展開・表現方法、今まで見たこともないスタイル、何より劇がおもしろかったのです。ただただ、一観客として圧倒されたのを覚えています。

あれから、7年?全く演劇に関しては、素人だった私も、DAMUで演劇を勉強し、演劇漬けの日々を過ごし、チェコの演劇現場で仕事をもらえるようになってきました。海外で仕事をするようになって、今度は観客としてではなく、舞台製作側の人間として立ってみて、改めて感じる事は、「やっぱり、沢さんは凄いなあ」という事です。

海外で、「日本」という独自の文化を紹介するという枠組みの中で活動をするのであれば、どの国にもある一定の需要はあると思うのです。ただ、その枠組みをとっぱらった所で活動をしようとするのであれば、例えばチェコで、チェコ人と同じ土俵で仕事をしていこうとするのであれば、それはそれなりに、かなりの修羅の道なのです。つまりは、日本の現場で、わざわざ外国人をプロジェクトにいれる理由は、その外国人が何かしら有名人であるか、その国独自の何かのプロでないかぎり、難しいであろうといった事と同じなのです。

私自身も、最初の頃は日本がテーマな演劇の仕事が多かったのです。チェコの演劇現場で働けるという点で、ホントに大きな経験を積むことができ、ありがたかった話だったのですが、できれば、(日本と)限定されていないテーマの仕事ができるようになったらいいなと切に願っていました。

それから数年経って、仕事を何度かしたゾヤさんから、チェコの国民的詩人であるヤロミール・エルベンの詩集「Kytice」の一遍である「金の紡ぎ車」の劇の仕事をもらった時、おかしな話ですが、本当に嬉しくて絶対にいいもにしなければ!と燃えたのを覚えています。べつに、自分が日本人であることを、否定しているわけでは全くないのです。むしろ、私は、偏執的なぐらい日本が大好きです。ただ、振り払えるものでもないですが、自分につきまとっている「日本」というノシ紙をとって、普通に仕事ができたらいいなと思うこともあるのです。まあ、どんなに、日本と関係ない仕事をしても、結果的に「日本人女性の美術家がー、」とか「日本人独自の目からー、」的に紹介されます。それはそれでありがたい話なわけなのですが。

なんだか、回りくどい書き方をしてしまいました。
なぜ、沢さんが凄いなと感じるのか?

海外の演劇現場において、「日本」独自の文化を提示しているわけではなく、(もちろん、「日本の人形劇作家・沢則行」という名目はどこでもついてくると思うのですが)沢さんの独自のスタイルの演劇を披露していて、それが海外演劇現場において、本当に高く評価されているという事です。日本の演劇というと、「能・歌舞伎・文楽・舞踏」など多くのものが海外から評価されています。その枠から1歩出たところで何かしようとすると、ちょっとした壁にあたるのです。「なぜ、日本人なのに日本のものをやらないの?」的な。その辺の兼ね合いと上手につきあっていかないと難しいのです。

その壁をやぶりたいのであれば、その壁に匹敵する「日本の伝統美を活かしつつも、おもしろい独自の演劇」を確立しないと難しいと思うのです。それを、沢さんはきっと何年もかけて作られてきたと思うのです。だから、駆け出し中の私から見ると「凄いなあ」と感じるのです。

なんだか、長々と書いてしまいまいた。
写真は、ワークショップ風景です。4月一杯で巨大人形完成予定です!沢さんと一緒に写っている日本人女性は、ニューヨーク在住の演出家・いずみさん。世界で活躍している日本人達です!>いずみさん主宰のカンパニーのHP

そして、沢さんのパフォーマンスを見てない方は、一度日本で見に行かれることをお勧めします!>沢さんのHP


Veselé velikonoce!(楽しい、イースターを!)

ファイル 127-1.jpgチェコのイースターは、男性が女性に、

「Hody hody doprovody, dejte vejce malovaný, nemáte-li malovaný, dejte alespoň bílý, slepička vám snese jiný(ホディ ホディ ドプロボディ 色付けした卵をちょうだい もし色付けした卵がないのなら せめて白い卵をちょうだい にわとりが別の卵をあなたに持ってくるから(産むだろうから)」

と、歌いながら『pomláska(ポムラースカ・写真の鞭のようなもの)』というもので、おしりをペンペン叩くのです。そしたら、女性は(準備していた)卵を男性にあげるという独自の習慣があります。卵は、「誕生・生」の象徴。女性が元気な子供を産めるよう祈願しているとか。


近況報告・3月-2

ファイル 124-1.jpgコマメにアップをしようと思っていたのですが、忙しくてブログを書くパワーがありませんでした。書きたかった事が沢山あったのですが、なんだか書くのはタイミングを失ってしまったなあと…。

ファイル 124-2.jpg長かった、いや本当に長かった…、チェコ語集中講座も先週金曜日に無事に終わり(最終日に、クラスメイトから手紙とうさぎのチョコをもらいました!)、破傷風の予防接種の副作用で体調を著しく崩したり、3人の日本人の方々が別々でプラハに旅行に来ていて会えたり(10歳年下のゼミの後輩や、同い年のまじめでチャーミングな学芸員の方など、本当に刺激的な出会いでした!)、今週からは、新しいプロジェクトが始まったりでバタバタしています。新しいプロジェクトについては、次回に書けたらと思っています。

報告は遅いとはいえ、それでも、ぜひ報告したいこと。それは、「金のさかな」が日本で、ちらほら日本で泳ぎ続けていることです!

以前にも少し書いた事ですが、私の演劇現場の仕事は、プレミアを迎えた時点で、ある意味終わりです。自分の手から完全に離れるわけではないけども、上演に関しては、あまり噛んでいないので、その後パフォーマンスが、どう徐々に演じ改良されていくかあまりわかりません。現在、プラハで上演されている、「Dynamo」に関しては、プラハで上演されているという点と、プレミア後も色々と改良点があったので、上演のたびに、行ける時は見に行っているので、プレミア後の成長が見ることができているのですが、大概の上演は、そうではありません。

今まで、谷口直子と共に作った作品は、「YODAKA」と「金のさかな」の2作です。彼女と一緒に共同制作するプロジェクトは、私にとって、いつも自分が受ける仕事以上に多くのことについて機能しなければいけないという点で、本当に毎回良い経験になっています。企画・構成を初めとして、オーガナイズ、照明、音響…などなど。ヨーロッパ公演中は、共にツアーを一緒に回れることで、公演を重ねることで見えてくる問題点を共に考えて、改良していくことができる、私にとっては、貴重なプロジェクトです。

というのも、普通のプロジェクトでは、私はツアーでは用なしなので、連れて行ってもらえません。書き方が少し寂しい感じがしますが、通常のパフォーマンスのツアーでは、マネージャーさんやプロの音響・照明の方たちがいるので、私が出る幕はないのです。例えば、以前参加した「TaBALADA (姨捨山)」は、フランスのアヴィニョン演劇祭に招待されたのですが、(アヴィニョン演劇祭は有名なので、私もできれば一緒に行きたいなあーと思ったのですが…)私はプラハで「アヴィニョン招待やったね!がんばってきてねー」といった感じの立ち居地なのです。

そういった意味で、谷口直子と共に企画しているパフォーマンスは、お互いに持てる以上のものを全部出し合ってどうにかこうにかな面が沢山あるので、その分、思い入れも少し他のプロジェクトよりは強いかもしれません。

また、ヨーロッパではずっと一緒に泳いでこれたぶん、今現在、遠く見えないところで、「金のさかな」のパフォーマンスが続いていることは、少し寂しい気持ちもあります。ですが、同時に、チェコ語で作った劇が、どんな日本語になったのだろう?日本の子供達はどう反応してくれているのだろう?そして、谷口直子は、上演を重ねることで、どう独自に成長していくのだろう?そんな事を考えていると、私の感じる小さな寂しさなんかを、完全に打ち消してくれます。そして、そんな気持ちは、私を元気にしているのです。

「金のさかな」が、今後どう泳ぎ続けるか?泳いできたか?谷口直子が書いている、ブログの方をご覧頂けたらと思います。>>Divadlo 501
少し古いですが、「金のさかな」のプロジェクトのブログはこちらから。>blog


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