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近況報告・11月

ファイル 311-1.jpgファイル 311-2.jpgファイル 311-4.jpgプラハでは先日初雪が降りました!日がどんどん短くなっている事は苦手ですが、空気が張り詰めている冬の始まりは好きな季節です。落ち葉も綺麗です。

日本から帰った直後は、数日間灰と化していましたが、次の仕事が入っていたので、強制的に仕事モードに戻ることができました。

新たな仕事として、11月初旬から、ブルノのJAMU(国立ヤナ―チェック芸術大学)の聴覚障碍者演劇学科で、講義とワークショップを行っています。

チェコ語による「90分の講義」は、2012年11月以来でした。当時のことは、今でも覚えているぐらいトラウマになるような出来事だったなと。まず、講義経験がほとんどなかったので、90分という時間配分が上手くできていなかったこと。人前でそもそも話すことも慣れていなかった上に、チェコ語で講義しなければいけなかった事による…!!などなど、反省が多々ある経験でした。

ちょうどブログなるものを始めた頃で、改めて当時のブログを読んでうけました。2012年11月23日、きっかり6年前のブログより―

『講義後、一人で夕飯を食べていて(飲まずにはいられませんでした…)、よくわかりませんが、初めて剣道の試合をした時のことを思いだした。勝ったか負けたかも覚えていませんが、なんかただガムシャラに竹刀を振ってたあの感じ…。自分も空間も時間も統制できてない、あの感じ…。沢山の意味で、経験がもっと必要だなと痛感しました。』

こういう忘れてしまうような感覚を改めて読めるのは、ブログをマイペースではありますが、続けてきて良かったなと思う点でもあります。

今回の自己評価は、どうでしょう…。もう少しゆっくり(チェコ語でも早口なんです…)話せていたら良かったかもしれません。話したかったトピックも含めて、きっかり90分で終われた事。大学側から言われた講義内容は、「日本と日本文化・演劇」とかなりワイドなオファーだったのですが、自分なりに興味のある分野から切り取って話をできたかなぁと思います。反省点はもちろんありますが、前回よりはいい評価を上げたいかなあといった感じです。

ですが、人に何かを教えられるほど熟練した何かを持っているわけでもないのですし、特に人前で話すのは得意なわけではなく、さらには聞き取りづらい声の上に、緊張してしまうとかなり早口言葉になってしまうことなどなど…。毎回気をつけなければと思う点は多々あります。いつか、『慣れる』なんていう魔法が、私にかかる時が来るのかな…?なんて思ったりします。

それでも、去年頃から、学校・大学機関などでの講義や、シアターΧはじめ、様々な形でのワークショップをさせて頂ける機会が増えて、本当に嬉しいことだなあと思っています。凄く良い経験になっています。

大学での授業の場合、学生さん達の年齢は、私の半分の年齢ですし、悩んでいることや壁も、自分自身がぶつかってきたものと、ほとんど変わるものでもなくて、「あー、こういう時代があったな…」なんて思ったり。がむしゃらな姿を見ていると、「がんばれー!」っと、微笑ましい感覚になってしまったり。そういう感覚になること自体、私自身が年をとったのだなと思います。

学生さんそれぞれの個性があり、中には、磨けば光る才能の片鱗を垣間見られる瞬間もあります。今後、どう光るかまだわからない原石に近い学生さん達の才能を、磨いていく過程の中で、一瞬でも関われるのは凄く嬉しいことです。私自身のみがいい経験にならないよう、もっと勉強していかなくてはならないなと思っています。

ファイル 311-3.jpg現在は、ブルノも含めて、来年に向けて色々諸々プロジェクトが動いています。詳細は後日書いていければと思います。

お知らせは、今秋プレミア上演を迎えた「きんいろの髪のお姫さま」が、1月に東京(2か所での上演が決まっています)と群馬 たかさき絵本フェステバルで上演があります。

たかさき絵本フェステバルは、プラハ在住で、尊敬してやまないアーテイストの一人、絵本作家・出久根育さんと、スロバキア在住の絵本作家・降矢ななさんの原画展覧会です!25回目とかなり伝統ある展覧会のようです。

2011年に、プラハで出久根さんと同じ展覧会に参加させて頂いた時に、原画を拝見したのですが、本当に凄いです。語彙力がないので、「凄い」という稚拙な表現しかできませんが、制作に携わっている人間としては、なんだか泣きたくなるような圧倒的なパワーによる世界感です!また、後日書きますが東京近郊にお住まいの方々には、本当にお勧めの展覧会です!1月19日20日に上演があります。

また、2017年にプレミア上演を迎えた「小さなものから大きなものまで」も、ブルノ・ ポラールカ劇場にて上演が定期的に続いています。 また、昨年プレミア上演を迎えた「長靴下のピピ」もスウプスク(ポーランド)の Tęcza人形劇場にて、定期的に上演されています。両公演とも、来年も引き続き上演されますので、劇場チェックして頂ければです。

写真・1 JAMUでのワークショップ最初は折り紙から…。最初「折り紙」も取り入れてほしいと大学側から言われた時は、「ええっ!?」となってしまいましたが、大人になって、こんなに折り紙するとは思わなかったぐらい、色々と折りました。
写真・2 ワークショップ2回目。折り紙からインスピレーションを…。
写真・3 講義後の記念撮影。生徒さんはみんな女の子でした!日本もですが、女の子の生徒が多いなーと。
写真・4 親友Suhoと彼女Eunsilの、人形劇上演があり、久々にチェコで会いました。