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近況報告・12月

ファイル 312-1.jpgファイル 312-2.jpgファイル 312-3.jpgファイル 312-4.jpgファイル 312-5.jpgプラハの街はクリスマス一色になっています。寒さの中、空気が澄んでいるからか、冬のイルミネーションは素直に綺麗だなと思います。日没が早いのは悲しいですが、その分光が映える季節なのかなと。

12月も半ばまできて、もう1年の終わりだと思うと驚きです。なんとなくアッという間の1年だったような。それでも、今年の初めを思いだすと、凄く遠い記憶のような…。

近況報告としては、11月より始まっていたJAMU(ヤナ―チェック芸術アカデミー)の聴覚障碍者演劇学科でのプロジェクトが、今年度分としては一区切りがつき、先日、人形・舞台を納品してきました。

今回JAMUのプロジェクトー。

担当教員は演出家のゾヤさんで、ちょうど10月にゾヤさんが「きんいろの髪のお姫さま」のプロジェクトで日本滞在されていた時に、課題のテーマやアイデア出しなど、色々と打ち合わせをすることができました。最初は日本紹介の講義から始まり、折り紙などのワークショップを経て、鶴を題材にした詩の課題でショートパフォーマンスを作ってから、本課題(ゾヤさんが今江 祥智氏の作品を選んでいたのですが…)に進むといったプランでした。

が、実際に始まってみると、私が関わらせてもらっているクラスは、まだ1年生ということもあり、経験値を含めて個人の能力差がかなりあり、必然的に、プランを変えていかなければならなくなりました。

ちょうど、ゾヤさんが来年3月にブルノ国立劇場にて初演予定の「Mne blesk se dotekl」(大作作品です!!)の打ち合わせで週2回プラハに来られていたので、打ち合わせを重ねることができ、鶴を題材にした課題は後期に引き続き延長して、今期の発表会として、誰でも知っている子供の詩。15分から20分ぐらいの長さで、場所を選ばずに演じられるものという条件で制作していきました。

テーマの詩は「Byl jeden domeček(昔、1軒の家があった)」

なんでヨーロッパの詩は、マザーグースといい、子供向けなのにこんなにシュールなのだろう??という意味では、王道をいくシュールな詩です。が、リズムがよく、韻も踏んでいて、1、2回聞けば、誰でも覚えてしまうような不思議な詩でした。

デザイン・制作しながら、気を付けたのは、私が準備したセットと人形で劇が成立すること。簡単な劇だけど、まずは、パフォーマンスに慣れることを優先しました。JAMUの聴覚障碍者演劇学科では、定期的に聾唖学校や小学校、保育園、図書館などで上演をする機会があります。さらに、将来的に、この基礎ベースから、生徒達が新しいアイデアを見つけて発展させる可能性を残すこと。諸々考えながら作ったので、なんだか教材を作っているみたいだなと思いました。先日、プチ・プレミア公演も終えたみたいで、これからどう成長していくか楽しみです。

2019年に向けて、色々とお知らせがあります。

前回のブログにも書きましたが、1月19日から29日まで高崎シティギャラリーで開催予定の「たかさき絵本フェステバル-降矢なな・出久根育」展にて、今秋、Divadlo501主宰の谷口直子さん(ちゃーくさん)と制作した『きんいろの髪のお姫さま』上演させて頂くことになりました!1月19日と20日の2日間になります。詳細はぜひこちらをチェックしてください!

また、同公演は1月26日に、ぞうしがやこどもステーションにて。1月27日には、広洋舎にて、上演します!広洋舎は、東京造形時代からの大親友・イラストレーターの廣瀬摩紀さん(マキスケ)が、今月10日にオープンさせたばかりの、できたてホヤホヤなギャラリー喫茶です。席に限りがありますが、ぜひぜひお越しいただければと思います!

また、2月8日から、3月24日まで、八王子市夢美術館にて『チェコの現代糸あやつり人形とアート・トイ春日明夫コレクション 佐久間奏多、林 由未、ミロスラフ・トレイトナル、バーラ・フベナー』展が開催されます。日本初上陸の作品も展示されます!(>web) 東京近郊にお住まいの方はぜひ!

写真・1 メリー・クリスマス!
写真・2 メリー・クリスマス!!
写真・3 道化師たち
写真・4 JAMUの授業風景・1
写真・5 JAMUの授業風景・2


近況報告・11月

ファイル 311-1.jpgファイル 311-2.jpgファイル 311-4.jpgプラハでは先日初雪が降りました!日がどんどん短くなっている事は苦手ですが、空気が張り詰めている冬の始まりは好きな季節です。落ち葉も綺麗です。

日本から帰った直後は、数日間灰と化していましたが、次の仕事が入っていたので、強制的に仕事モードに戻ることができました。

新たな仕事として、11月初旬から、ブルノのJAMU(国立ヤナ―チェック芸術大学)の聴覚障碍者演劇学科で、講義とワークショップを行っています。

チェコ語による「90分の講義」は、2012年11月以来でした。当時のことは、今でも覚えているぐらいトラウマになるような出来事だったなと。まず、講義経験がほとんどなかったので、90分という時間配分が上手くできていなかったこと。人前でそもそも話すことも慣れていなかった上に、チェコ語で講義しなければいけなかった事による…!!などなど、反省が多々ある経験でした。

ちょうどブログなるものを始めた頃で、改めて当時のブログを読んでうけました。2012年11月23日、きっかり6年前のブログより―

『講義後、一人で夕飯を食べていて(飲まずにはいられませんでした…)、よくわかりませんが、初めて剣道の試合をした時のことを思いだした。勝ったか負けたかも覚えていませんが、なんかただガムシャラに竹刀を振ってたあの感じ…。自分も空間も時間も統制できてない、あの感じ…。沢山の意味で、経験がもっと必要だなと痛感しました。』

こういう忘れてしまうような感覚を改めて読めるのは、ブログをマイペースではありますが、続けてきて良かったなと思う点でもあります。

今回の自己評価は、どうでしょう…。もう少しゆっくり(チェコ語でも早口なんです…)話せていたら良かったかもしれません。話したかったトピックも含めて、きっかり90分で終われた事。大学側から言われた講義内容は、「日本と日本文化・演劇」とかなりワイドなオファーだったのですが、自分なりに興味のある分野から切り取って話をできたかなぁと思います。反省点はもちろんありますが、前回よりはいい評価を上げたいかなあといった感じです。

ですが、人に何かを教えられるほど熟練した何かを持っているわけでもないのですし、特に人前で話すのは得意なわけではなく、さらには聞き取りづらい声の上に、緊張してしまうとかなり早口言葉になってしまうことなどなど…。毎回気をつけなければと思う点は多々あります。いつか、『慣れる』なんていう魔法が、私にかかる時が来るのかな…?なんて思ったりします。

それでも、去年頃から、学校・大学機関などでの講義や、シアターΧはじめ、様々な形でのワークショップをさせて頂ける機会が増えて、本当に嬉しいことだなあと思っています。凄く良い経験になっています。

大学での授業の場合、学生さん達の年齢は、私の半分の年齢ですし、悩んでいることや壁も、自分自身がぶつかってきたものと、ほとんど変わるものでもなくて、「あー、こういう時代があったな…」なんて思ったり。がむしゃらな姿を見ていると、「がんばれー!」っと、微笑ましい感覚になってしまったり。そういう感覚になること自体、私自身が年をとったのだなと思います。

学生さんそれぞれの個性があり、中には、磨けば光る才能の片鱗を垣間見られる瞬間もあります。今後、どう光るかまだわからない原石に近い学生さん達の才能を、磨いていく過程の中で、一瞬でも関われるのは凄く嬉しいことです。私自身のみがいい経験にならないよう、もっと勉強していかなくてはならないなと思っています。

ファイル 311-3.jpg現在は、ブルノも含めて、来年に向けて色々諸々プロジェクトが動いています。詳細は後日書いていければと思います。

お知らせは、今秋プレミア上演を迎えた「きんいろの髪のお姫さま」が、1月に東京(2か所での上演が決まっています)と群馬 たかさき絵本フェステバルで上演があります。

たかさき絵本フェステバルは、プラハ在住で、尊敬してやまないアーテイストの一人、絵本作家・出久根育さんと、スロバキア在住の絵本作家・降矢ななさんの原画展覧会です!25回目とかなり伝統ある展覧会のようです。

2011年に、プラハで出久根さんと同じ展覧会に参加させて頂いた時に、原画を拝見したのですが、本当に凄いです。語彙力がないので、「凄い」という稚拙な表現しかできませんが、制作に携わっている人間としては、なんだか泣きたくなるような圧倒的なパワーによる世界感です!また、後日書きますが東京近郊にお住まいの方々には、本当にお勧めの展覧会です!1月19日20日に上演があります。

また、2017年にプレミア上演を迎えた「小さなものから大きなものまで」も、ブルノ・ ポラールカ劇場にて上演が定期的に続いています。 また、昨年プレミア上演を迎えた「長靴下のピピ」もスウプスク(ポーランド)の Tęcza人形劇場にて、定期的に上演されています。両公演とも、来年も引き続き上演されますので、劇場チェックして頂ければです。

写真・1 JAMUでのワークショップ最初は折り紙から…。最初「折り紙」も取り入れてほしいと大学側から言われた時は、「ええっ!?」となってしまいましたが、大人になって、こんなに折り紙するとは思わなかったぐらい、色々と折りました。
写真・2 ワークショップ2回目。折り紙からインスピレーションを…。
写真・3 講義後の記念撮影。生徒さんはみんな女の子でした!日本もですが、女の子の生徒が多いなーと。
写真・4 親友Suhoと彼女Eunsilの、人形劇上演があり、久々にチェコで会いました。


「きんいろの髪のお姫さま」

ファイル 308-1.jpgファイル 308-4.jpg先週プラハへ帰ってきました。今回の日本滞在は6週間と結構長く、かーーーなり濃いものでした。そこそこ体力はある方だと自負していたのですが、今回ばかりは一時停止といいますか、渦中にいる時にブログを書きたかったのですが、全くもって手につきませんでした…。

改めて書き出すと、事後報告的な内容になってしまいますが、今回の滞在は、大きくわけて3章から成り立つ内容だったなと…。

第一章は、『ペトル・マターセク追悼展-人形劇の革命児が遺したものと受け継ぐ者-ペトル・マターセク、佐久間奏多、林由未』でした。日本到着後翌日からの、長野県飯田市の川本喜八郎美術館での展示の撤収から始まり、東京飯田橋パペットハウスさんにおける展覧会。

第二章は、マターセク夫人のヤナさんと、私の旦那のペトルとの日本旅行。マターセク氏に縁やゆかりのある地や人達に会う「巡礼の旅」から、後半は金沢から旦那が運転する車で飛騨高山・長野を通りながら、日本の山々、自然や秋を感じつつ、横浜に帰ってくる旅をしました。ここまででも、かなり濃かったのですが…。

最終章は、九州プロジェクトでした。色々ありすぎて、第一章と第二章の記憶が飛んでしまうほどの内容でした。メインは、新作人形劇『きんいろの髪のお姫さま』を作りあげて初演公演することでした。

この企画の始まりは、いつ頃だったか…。よく、チャークさんとは新作劇のアイデアを定期的に話し合うのですが、昨年あたりから具体的に九州でのプロジェクトが決まり、本格的に話合いを重ねてきました。が、タイトル選びがとにかく難航しました。日本の民話から、動物を主人公にした昔話のオムニバスから、色々なタイトルがあがりましたが、なかなか一つに絞れませんでした。かなりの時間を議論に費やしましたが、最終的に、演出家のゾヤ・ミコトバーさんの鶴の一声で、『きんいろの髪のお姫さま』に決まった次第でした。

本作品と同じ原作作品を、私自身は、2014年にゾヤさんとは一度ランピオン劇場(チェコ)で制作しています。1回作っているし、やりやすいかな?とは、一瞬たりとも思わないタイトルに決定した瞬間でした。話自体は凄くいいお話なのですが、壮大な話すぎてソロ・パフォーマンスには向いてなく、できればやりたくない!といったタイトルで…。登場人物が多く、場面転換が多く、シーンが繰り返すけど省略するのは話の筋上厳しい…かなり難しい物語なのです。

ランピオン劇場の時は、役者2人(+部分的なバックサポート1人)、と演奏家の4人で構成されていました。2人で演じるにしても、かなりの舞台転換とテキスト量で、ランピオンの役者2人(DAMU・チェコ国立芸術アカデミー劇場学部出身の優秀な役者二人でしたが)をもってしても、今まで演じてきた作品の中で一番難しかったと初演後呟くほどでした。2人で演じるのもかなり難しかった物語を、ソロで!と、始める前から尻込みしてしまいそうでしたが、制作する前からゾヤさんは、チャークさんがソロで演じきれる姿が見えていたようです。さすがだなと。

『きんいろの髪のお姫さま』は、伝承物語として位置づけされていますが、私とチャークさんの間では「物語というよりは、大河ドラマ!」と、全く意味わからない陰口をたたいていました。とにかく、この壮大な話を、どうソロ・パフォーマンスに転換していくことが課題、いや、戦いでした。プレミア公演があけてから、ゾヤさんを交えて『きんいろの髪のお姫さま』をソロでやりきった人は、チェコでもそうはいないのではないかという話になり、ゾヤさんの知る限りいないとのお言葉が…!!

同じ作品を制作した身分で、同胞を褒めるというか、戦友を褒めるのは、内輪盛り上がりになりかねないので避けたい話ですが、全て終わってみて振り返ってみると、やはりチャークさんは凄い人だなあと。とにかく九州プロジェクト、役者として、企画者として、母として、全部ひっくるめて全力疾走どころでない疾走でした…。

そんなチャークさんとの出会いは、2009年にチャークさんが文化庁新進芸術家海外研修制度でチェコに来た時でした。その時に、今回大分県宇佐市西本願寺四日市別院で上演された『YODAKA』を一緒に制作しました。最終演出には、ゾヤさん。同メンバーで2012年には『金のさかな』。今回の『きんいろの髪のお姫さま』は、3人で制作する3作品目の作品になります。

私とチャークさんは、伝えたいもの、感性、哲学的なもの、感覚的なものは近いほうだと思うのですが、とにかく性格、考え方、物事のとらえ方が微妙に違うので、いつも、まあ、かなりの議論になります。時には、強靭なダイヤモンド鉱石を感じさせるほどの頑固さに眩暈を感じますが、最終的にはその恐ろしいまでの粘り強さが、作品完成に欠かせない1ピースに辿り着く一手になったりするので、その辺りも凄いなと。

こうした日々を経て、チェコに帰ってから数日が経ち、ようやくブログが書けるテンションまでに復活できました…。今回の日本滞在の最終章は、灰と化すような現場でした。今までも美術家として、そこもとに死線を色々潜り抜けてきたとは思います。なので、「制作」におけるちょっとやそっとの無理は、結構耐えられる方だと思うのですが、今回は、美術家としての許容量を遥かに越えることがとにかく一杯あった感じでした。それらが、灰化させる原因だったかなと。また、その事は、後日書ければですが…。

ファイル 308-2.jpg私の九州入りは今月8日からでした。5時起きで羽田空港に向かい、朝9時には北九州に到着し、そのまま、展覧会搬入するといったスケジュールでした。10月9日から14日まで、小倉にある隠れ家的なギャラリー、UMIE+で『林由未人形展』を開催させて頂きました。

展覧会開催中は、会場にできるかぎり在廊する予定だったのですが、今回は搬入が終わった後、すぐに新作人形劇『きんいろの髪のお姫さま』のセット・人形の最終仕上げ+リハーサルで、ほとんど会場にいることができませんでした。そんな状況すらも、全力でサポートしてくれたUMIE+のオーナーのえみさんには本当に大感謝です!

宣伝から接客、上演の際は、設営、客入りなど諸々、えみさんなしでは初演を迎える事は不可能でした。先の先の5手の先を読まれているというか、本当に仕事がめちゃめちゃできて、カッコいい美人オーナーさんでした。ぜひ、福岡・北九州在住の方は行ってみてほしいです。素敵なえみさんに会うだけでも十分行く価値ありますが、セレクトされている商品に品があり、本当に凄く素敵なお店です!私も、Made inフランスの先割れスプーンを購入し、チェコで使い始めています。スプーン自身もフランスから日本へ行って、またチェコへ戻ってくるとは思っていなかったかなと。

12日から、ゾヤさんが合流し、13日14日のUMIE+でのプレミア上演を無事になんとか迎えることができました。驚いたのは、両日ともチェコ人のお客様が!楽しんでくれたみたいだったので本当に良かったです。まさに、『Zlatovlásk(きんいろの髪のお姫さま)』だったよ!!!との感想も頂けました!UMIE+での上演は、かなりキューキューな狭さで見て頂く形になりましたが、観客の皆様も暖かくアットホームな本当に濃い上演になりました。

ファイル 308-3.jpgファイル 308-5.jpg次の日は、大分県宇佐市に移動。さらにその次の日から3日間連続で、午前中は保育園でワークショップ。午後はリハーサル。18日、19日は、歴史あるお寺・大分県宇佐市西本願寺四日市別院での『YODAKA』上演。20日、21日は宇佐市民図書館にて『きんいろの髪のお姫さま』の上演と盛りだくさんでした…。上演においては、搬入、場当たり、リハ、本番、撤収と2作品の上演があったので、かなり慌ただしかったです。

西本願寺四日市別院は、九州最大級の木造建築で、由緒あるお寺です。「命」を題材にした『YODAKA』を、歴史ある神聖な空間で、上演できる機会に立ち会えたのは本当に感慨深かったです。本堂の脇奥から音響をしていたのですが、上演風景は儀式にも似て、本当に忘れられない情景でした。疲れを吹き飛ばすような光景でした。このような機会を作って頂いた、僧侶の井上さんに本当に感謝です。

そして、一番感謝をしなくてはいけなのが、チャークさんの旦那さんであり、北九州市にある家具屋さん501 furnitureの経営者でありデザイナー・制作者である圭君。『きんいろの髪のお姫さま』のざっくりした私のデザイン画を親身に図面に書き起こし舞台の制作を全てしてくださいました。さらには、上演にあたっての、搬入搬出、お客さん誘導から、子供の面倒から、ご自身も展覧会がぶつかっていて多忙極まりない時期にもかかわらず、全力で全面サポートしてもらいました。さらには、その圭君のご両親。

ご両親は、今回の九州企画の立役者であるふるさと作家作品展実行委員会の実行部隊的な立場にあり、感謝の言葉が見つからないぐらいにお世話になりました。ご両親のおかげで、1週間の宇佐滞在でしたが、宇佐という土地が本当に大好きになり、また、いつか訪れたい!!!という気持ちで一杯です。

諸々書きこぼしがありますが、また気力がありましたら、後日デイテールを書けたらなと。私のブログは長文になりがちですが、今回のブログが、恐らく今までで、一番長いのではないかなと思います。長文駄文お付き合い頂きありがとうございました!!!!

写真・1 「きんいろの髪のおひめ様」のイジ―と舞台
写真・2 「きんいろの髪のおひめ様」悪い王様
写真・3 UMIE+での展覧会風景
写真・4 「YOADKA]の上演シーン
写真・5 チャークさん、ゾヤさん、私

写真漫画は、インスタの方にもあげていますのでぜひご覧ください!


近況報告・10月

ファイル 307-2.jpgファイル 307-3.jpgファイル 307-1.jpgファイル 307-5.jpgファイル 307-4.jpg先月27日に東京飯田橋パペットハウスにて開催されました「Petr Matásek追悼展 -人形劇の革命児が遺したものと受け継ぐ者-ペトル・マターセク、佐久間奏多、林由未」展が無事に終了しました。小学生、中高以来のかつての同級生も来てくれたりと、本当に沢山の方々にお越し頂き、本当に嬉しい想いで一杯です。

また、最終日にはマターセク氏の夫人で、グラフィックデザイナーであるヤナさんが、初来日し、展覧会をご観覧して頂きました。ヤナさんのご希望により、パペットハウスへの訪問は公にインフォをしていませんでした。が、最終日は、マターセク氏の”いたずら”か、説明のつかない力なのか、運命的なものだったのか…、マターセク氏とヤナさんと縁のある方々が、ヤナさんの短いギャラリー滞在時間に続々来廊するという奇跡が起こりました。なんとなく、頭の後ろでマターセク氏の笑い声を感じずにはいられないような、本当に本当に不思議な時間の流れ方でした。

現在は展覧会が無事に終わり、ヤナさんと、私の旦那・ペトルと3人で日本旅行をしています。日本を愛してやまなかったマターセク氏は何度も日本に来たことがありましたが、奥さんであるヤナさんは日本へ行ったことがなく、私と旦那・ペトルでできる恩返しとして、今回ヤナさんに日本をご案内できればといったアイデアで、日本行きが決まりました。

マターセク氏から、何度も日本の沢山の思い出話を聞いていたヤナさん。マターセク氏に縁のあった人達との出会い、ゆかりのある場所・土地を巡る旅は、まさに「巡礼の旅」でした。

かつて、マターセク氏が尽力したワークショップが行われたシアターΧのある両国駅にヤナさんが降りた瞬間、「私この場所知っているわ!」というお言葉が。日本を紹介できればな、なんて思っていましたが、そんな想いはとんでもなく、巡礼の旅にお供させて頂く感じになりました。昨年から続いた、私の中での恩師への「弔い合戦」は、一つの説明できないような、大きな区切りに近づいた気がした瞬間でした。

一昨日、来月結婚式をあげる写真家のはちゃんこと中乃波木さんと、一筆描きの画家大森慶宣さんに会いに、ヤナさんとペトルと3人で金沢に行きました。新婚ホヤホヤの二人のおかげで素敵な時間を過ごすことができ、幸せな気持ちで寝むりにつくことができました。
 
その日の夢にはマターセク氏が、沢山の古い家具や色々な素材乗っている大きなリヤカーを引いていて、笑いながら『アホーーーイ(チェコの挨拶)!ユミ!ありがとう!!私は、今家にいないけど、またいつか会おう!』といった会話をする夢を見ました。巡礼の旅の効果か、日本まで来てくれて、枕に立ってくれたのか。

現在は、岐阜県は高山に来ています。そのまま長野を抜けて横浜に帰り、私のヤナさんとペトルとの旅は終わります。そして、10月8日から九州です!!!

10月9日から、10月14日まで「林由未人形展Osud Dívky -少女の運命」が始まります!会期中、13日、14日には、「Zlatovláska」の上演があります!要予約です!(だんだんと席に限りがあるようです。詳しくは Divadlo501 サイトを!!)

そして、10月18日19日は、浄土真宗本願寺派四日市別院本堂にて「YODAKA」の上演。10月20日21日は、宇佐市民図書館視聴覚ホールにて「きんいろの髪のお姫さま」の上演予定です。演出家ゾヤさんも来日予定です!こちらも要予約なので、ぜひぜひ Divadlo501 にお問い合わせくださいませ。

写真・1 今回の展覧会の私の作品-チェシャ猫
写真・2 今回の展覧会の私の作品-アリス
写真・3 今回の展覧会の私の作品-全体
写真・4 展覧会終了後記念撮影
写真・5 巡礼の旅-浅草寺にて


お知らせ!!

ファイル 306-1.jpgファイル 306-4.jpgファイル 306-2.jpgファイル 306-3.jpg前回のブログから少し時間が経ってしまいました。その後、飯田のフェスに参加し、プラハに戻り、また、今週11日の夕方に日本に来ました。かなりバタバタしています。

色々と書きたい事があるのですが、お知らせです。

長野県飯田市川本喜八郎人形美術館で開催されていました「劇場の中の人形展-ペトル・マターセク、佐久間奏多、林由未」ですが、9月9日で無事に終了しました。いいだ人形フェステバルと同時期に開催できたこともあり、沢山の方にご来場して頂き、本当にありがとうございました。

また、同展覧会は引き続き、9月21日から27日まで、東京飯田橋パペットハウスにて「Petr Matásek追悼展 -人形劇の革命児が遺したものと受け継ぐ者-」展として始まります。私の作品内容が異なりますので、飯田でご覧になられた方も、ぜひお越し頂けたらと思います。基本的に在廊予定です。(26日17時以降、最終日27日の予定が少し未定です。)詳しい情報は、パペットハウスさんのウェブをご覧くださいませ。(web)

そして、10月9日から14日まで、福岡県小倉市UMIE+(ウミエ+ギャラリー)にて「林由未人形展 Osud Dívky -少女の運命-」が始まります。住所:〒802-0076 北九州市小倉北区中島1-14-7 会期:午後12時~午後6時 会期中無休。また、会期中には、Divadlo 501企画の新作人形劇「きんいろの髪のお姫さま」の上演予定です。(※13日・14日の展覧会は人形劇上演のため展覧会は17時までとさせて頂きます。)

『Zlatovláska-きんいろの髪のお姫さま』演出 Zoja Mikotová 企画・構成・美術 林 由未 企画・構成・出演 谷口 直子 日時:2018年10月 13日(土) 10月 14日(日) 18時開演 (開場 17時45分/ 上演時間45分)場所:Umie+(ウミエ+ギャラリー)入場料:大人1000円 高校生以下500円 3歳以下無料(要予約)お問い合わせ/予約:info@501furniture.jp  電話:093-383-9433(Divadlo 501) 席に限りがございますので、ぜひご予約をお願いします!九州での展覧会は今回で2回目になります。九州周辺の皆様、ぜひぜひお越し頂けたらです!!

さらに、上演は大分県宇佐に続きます。10月18日19日は、浄土真宗本願寺派四日市別院本堂にて「YODAKA」の上演。10月20日21日は、宇佐市民図書館視聴覚ホールにて「きんいろの髪のお姫さま」の上演予定です!!詳細情報は、また後日書けたらと思っています!(webのサイトには、詳しい情報が掲載されています!)

写真・1 展覧会案内状
写真・2 展示予定の赤ずきんと狼です。沢山新作準備しています!
写真・3 ウミエ+ギャラリーのチラシです。
写真・4 新作人形劇「きんいろの髪のお姫さま」のポスターです!


近況報告・8月

ファイル 305-1.jpgファイル 305-2.jpgファイル 305-3.jpgファイル 305-4.jpg7月29日より、「劇場の中の人形-ペトル・マターセク、佐久間奏多、林由未」展が長野県飯田市にある川本喜八郎美術館にて始まりました。会期は9月9日までです。(詳しい時間・定休日は美術館ウェブサイトをチェックお願いします)

オープニング当日の29日には、ご挨拶やMitsukamangetsuのお二人の素敵なミニ・コンサートや、佐久間さんと奥様の即興劇などなど、楽しい時間になりました。この展覧会の企画の話は、マターセク氏の生前に出ていた話でした。今回の展覧会にあたって、氏のご遺族の多大なる協力の下、実現することができました。昨年7月25日にご逝去されたので、ちょうど一周忌、氏が生前に懇意のあった街・飯田(96年に飯田でワークショップをされました)で、展覧会を開催できたことを本当に嬉しく思います。

 昨年末に、マターセク氏と企画立案した、シアターΧにて開催されたワークショップ「Memory Hole」に引き続き、6月23日からDRAK劇場のLABYRINT博物館にて開催中のマターセク氏をテーマにした「non perfect pod matasek」展と、昨年末よりマターセク氏に関連した企画が続いています。また「劇場の中の人形」展も9月21日より、東京・飯田橋パペットハウスさんに続きます。

 「劇場の中の人形」展オープニング後、今年10月にプレミア公演予定の「金色の髪のお姫様」の打ち合わせに、北九州は小倉に行ってきました。もう何回目の小倉訪問かわかりませんが、今回初めて小倉城なるものを垣間見ました。5月に来た時も実際に会って話すことでグッと詰まりましたが、今回も、実際に話してみる、舞台を段ボールを使って、実寸サイズで作ってみるなどして、打ち合わせを重ね、かなり色々な無駄な部分をカットしたり、詰めることができました。

さらには、滞在中、チョコっと色々な部分で関わった「イジ―とまぬけな悪魔」の上演も初めて見ることができて、凄く良かったです。チャークさんこと、役者・谷口直子さんとは、なんだかんだ知り合って9年。何作品も一緒に制作してきたので、人形や舞台を作る時も、チャークさんがどう演じるか想像しながら考えられるというのは、凄く楽しいもので。あと2か月、越えるべき山はあと何個あるのかわかりませんが、一山越えることができました。

 現在は、また飯田に戻ってきました。(遠かったです。。)川本喜八郎美術館にて、「鉄柱入り操り人形」のワークショップ開催です!!後日、フェス体験も含めて書けたらと思います。

写真・1 展覧会風景・1
写真・2 展覧会風景・2
写真・3 オープニングイベント!
写真・4 「金色の髪のお姫様」初顔合わせ


「劇場の中の人形」展

ファイル 302-1.jpgファイル 302-2.jpgファイル 302-3.jpg7月29日から、長野県飯田市川本喜八郎美術館で始まる、「劇場の中の人形」展のお知らせです。期間は9月9日までです。閉館時間、休館日等のチェックはぜひ、こちらからチェックをお願いします。また、この展覧会は、9月21日から27日まで、東京・飯田橋パペットハウスへと続きます。(展示内容は少し異なります)

恩師ペトル・マターセク氏と、東京造形大、DAMU(チェコ国立芸術アカデミー)でも先輩だった人形作家・佐久間奏多さんとの展覧会です。

この展覧会は、昨年末、シアターΧにて開催されたワークショップ「Memory Hole」に続き、マターセク氏と生前話していた企画の一つです。生前に形にできなかったのが、改めて激しく悔いが残りますが、昨年7月25日に永眠されたので、ちょうど一周忌に、こういった形にできたことに対して関係各位の皆様に感謝をしたいと思います。

チェコの人形劇の世界では、舞台美術家が「人形」もデザインをします。理由は色々あると思いますが、スタンドプレイと違い、人形劇は、「人形=物体」と生身の人間が「舞台=物体」の中で、一緒に劇をするところにあると思います。舞台と人形と衣装全てが、関連しながら作り上げていかないと「劇」として一貫した面白みが欠けてしまう要因もあるのだと思います。

そして、大概の大人形劇場には工房があり、人形を作るのを専門にした職人と呼ばれる方々が、そのデザインをもとに人形制作します。なので、日本では人形作家が、「人形劇」を作っているというイメージをもたれますが、チェコの世界では、人形作家が人形劇場用に人形を作るというケースは主流ではありません。

世界で大きく評価された舞台美術家ペトル・マターセク氏も、舞台美術のデザインだけでなく、多くの人形のデザイン、衣装のデザイン、ポスターのデザインを手がけられました。人形作家としてのペトル・マターセク氏ではなく、舞台美術家としてペトル・マターセク氏の作品を見て頂けたらです。マターセク氏の遺族の多大な協力の下、大型の人形やデザイン画などを展示されます。どれも日本初公開です!

また、人形作家として世界中にファンのいる佐久間さんは、戯曲・物語からインスピレーションを受けて制作された作品が中心になります。私は、実際に上演に使われた人形と、同じく戯曲・物語からインスピレーションを受けて制作した作品両方になります。

7月29日オープニングの日は、16時より会場にて、佐久間さんと挨拶・作品説明やMitsukamangetsuさんのミニコンサートもあります。ぜひ、お越し下さいませ!!!

また、いいだ人形フェスタにて、8月3日4日「鉄柱入り人形作り」ワークショップがあります。こちらもぜひ!!(web)


近況報告・7月

ファイル 301-1.jpgファイル 301-2.jpgファイル 301-5.jpg少し更新が遅くなってしまいました。色々とお知らせがあります。

今年はDRAK劇場成立60周年に際し、様々な催しものが用意されています。その中の一つ、DRAK劇場で大きな功績を残された舞台美術家ペトル・マターセク氏をテーマに開催された展覧会「non perfektně vod matasa」展が6月23日からDRAK劇場のLABYRINT博物館にて始まっています。

「non perfektně vod matasa」展は、舞台美術家ペトル・マターセク氏と、生前、懇意にあったアーテイスト達(演出家、俳優、生徒など)が、『マターセク』をテーマに自由に展示をする企画展です。総勢30名以上が参加しています。展示期間は半年、一年?とまだ、未定みたいですが、ぜひ、フラデッツ・クラーロベーにお越しの際はお立ち寄り下さい!

私は、マターセク教授の名前をもじって、掛け軸風に展示しました。名前のアルファベットから、氏の性格や個人の思い出を織り交ぜて描きました。氏との想い出は本当に色々ありますが、その中でも心に残る言葉の一つ。「Musíš číst mezi řádky a mezi slovy. Je tam tajemství.(言葉の間や段落の間も、読まなければいけない。そこに秘密があるから)」

こういう言葉を聞くと、ドキドキします。

チェコでの生活は、チェコ語を使う日常を送っていますが、何か原作を読まなければいけない仕事の場合は、チェコ語(英語・ポーランド諸々)原作でも日本語のものを探して読んでいます。というのも、日本語からのが、圧倒的に膨らむイメージのが大きいからです。

それでも、日本語より感覚的にしっくりするチェコ語も沢山あります。その中の一つに、「Tajemství(タイェムストヴィー) 秘密」という単語があります。

DRAK劇場の専任舞台美術家だったペトル・マターセク教授。その前任者でマターセク氏と並んでDRAK劇場の伝説を作り上げた舞台美術家フランチシェック・ヴィーテック氏と会った時に、一番心に響いた言葉は「Loutka nepotřebuje altenativu. Protože je tam tajemství.(人形に前衛なんて必要ない。なぜなら、そこには秘密があるから)」という言葉でした。

私自身が「Tajemství (タイェムストヴィー) 秘密」という言葉が好きで、そういう言葉に反応して、特にドキドキしてしまうだけなのかもしれませんが、教授と生徒、人生の大先輩と若輩者で、「Tajemství (タイェムストヴィー)秘密」という言葉を介しながら、語り合えるというのは、凄く凄く素敵な事だったのだなと改めて感じました。

また、そんな師・マターセク氏と人形作家の先輩佐久間奏多氏と、「劇場の中の人形展」という企画展が、7月29日より長野県飯田市川本喜八郎人形美術館にて開催されます。詳細は後日また、改めて書きたいと思っています。

さらに、今年、長野県飯田市で開催される人形フェステバルは40周年です!日本で最大規模の人形フェステバルなので、ずーーーっと行きたいと思っていたのですが、やっと今年行けることになりました!フェステバル内で8月3日、4日に「鉄柱入り人形」のワークショップをします! 以前にも何回かやっているワークショップですが、3時間でチェコ伝統の鉄柱入り操り人形を制作できます。ぜひ、ご参加ください!(web)

ファイル 301-3.jpgファイル 301-4.jpgまた、2015年にプレミア公演があった「アンネの日記」ですが、今シーズン、6月28日をもって千秋楽になりました。先日、エストニアで演出をしていたNY在住の演出家芦沢いずみさんが、ハードスケジュールの間を縫ってプラハに遊びに来てくれ、短期間の滞在の中、プラハから片道3時間半かかる劇場まで一緒に見に行ってくださりました。(その後いずみさんは、ルーマニア、セルビアでの仕事に向かわれました…。凄まじい体力の持ち主です…。)

2年半?ぶりに見た「アンネ」は、不思議な事に、さらに台詞の一言一言が染み渡るような感じでわかって、プレミア公演時も理解していたつもりでしたが、不思議とさらに理解が深まっていました。3年間、特にチェコ語を勉強していたわけではないのですが、知らず知らずとボキャブラリーが増えていたのか。プレミア時は、精神状態に余裕がなかったのか。でも、プレミア公演時に感動した部分は同じで、前半で3回、後半で2回泣いていました。涙がでる瞬間の感情が、いつも、こういう時の感覚を忘れずに、永遠に続けばいいのになと思います。

長くなっていました。他にも書きたいことが、諸々あるのですが、小まめにアップしないとこういう事になってしまいあす。現在、鋭意制作中の「金色の髪のお姫様」の制作状況など、インスタグラム(のが楽にアップができるので…)そちらに、近況を小まめ?にアップしています。( >インスタグラム)アカウントを持っていなくても、パソコンからでも見られますので見て頂けると嬉しいです。特に、漫画はインスタでしかアップしていないので、ぜひ見てみてくださーーーい!!!( >漫画・インスタグラム)

写真・1 「non perfektně vod matasa」展
写真・2 掛け軸部分
写真・3 現在、鋭意制作中の「金色の髪のお姫様」のスケッチ
写真・4 3年間演じきったアンネの手。写真ではちょっとわかりませんが、損傷からの補修がかなり施されていました。本当にいい劇場で、大事にされていたのだなと。
写真・5 千秋楽後の記念撮影


近況報告・5月

ファイル 300-5.jpgファイル 300-1.jpgファイル 300-2.jpgファイル 300-3.jpgファイル 300-4.jpg5月も終わり梅雨の季節が始まりました。チェコには梅雨がないので、現在日本滞在中なのですが久しぶりに日本で「梅雨」という言葉を聞いた感じです。というわけで、半年ぶりに日本にいます!わーい!お知らせが遅れてしまいましたが、5月19日から日本に一時帰国していました。いつも慌ただしい感じの帰国ですが、今回はいつにもまして、スケジュールがかなり入り組んでいたので、お知らせやブログ等に書ける時間がありませんでした。現在は、第二の故郷になりつつある九州・小倉に滞在しています!

今夏、今秋は、日本で沢山のイベントを控えています。今回の渡航は、様々な場所での打ち合わせがメインなのですが、その他にも、昨年に引き続き、武蔵野美術大学空間デザイン学科(池田教授ゼミ)で3回講義をさせて頂いています。まだ、31日に最後の講評があるので、とても楽しみです。前回は自身の仕事を紹介しながら話す講義がメインだったのですが、今回は課題を出し、生徒さん達にやってきてもらうプロセス、ただ話すという感じではなく生徒さん達と直接のやり取りができて楽しいです。

また、私立鴎友学園女子中学校で話をするという機会も頂きました。中学3年生250人!私の人生の中で、こんなに大勢の前で話すのは初めてでかなり緊張しました…。さらには、中学生に向けて、いったい何が話せるだろうと結構悩みました。

「まだ見ぬ陸を信じて なぜに鳥は海をゆけるの」

左の写真にもある、中島みゆきさんの「最後の女神」の一節を前に拳を振り上げ、骸骨の人形を操る人形作家の図…。

この一節は、最後のオマケ的な感じで話したのですが、私自身が、チェコへの留学前に凄く勇気づけられた歌詞でした。(実際に自身の作品で「まだ見ぬ陸を信じて」という中島みゆきさんの歌詞の一節を使わせてもらった作品もあるぐらいです…)

チェコという国を最初に知ったのは、大学3年生のアニメーションの授業の時。(小学生の頃、チェコスロバキアが分裂というニュースは覚えていましたが、もっと具体的な意味で)ヤン・シュヴァンクマイエル氏の映像を見た時でした。そこから、チェコという国があるという認識が始まり、チェコは人形劇が盛んであるという話を聞いてから、色々調べ出し、留学してみたいと思いだしたのは大学院時代ぐらいからだったと思います。

ただ、遠いですし、当時は現在と比べるとさらに情報がよくわからない。大学も英語のサイトなんてない感じで。さらには、私自身保守的な人間で、腑に落ちないと、覚悟ができないと動けないタイプで、なかなかすぐに決断できるものではなりませんでした。いうなれば、行きたいという気持ちは確実にあって、でもその先は全くどうなるかわからない。そんな状況下で、この歌詞は当時の私の本当に心の支えになりました。とにかく信じて進むしかないと。そんな話をしていた時の写真でした。(ので、思わず拳になってしまっているんでしょう…)

現在は、役者のチャークさんこと谷口直子さんの家に滞在しながら、秋に大分で初演予定の公演の打ち合わせ。スカイプ、最近ではラインで、すでに何回も打ち合わせを重ねてきましたが、やっぱり会って話さないと見えないものがあって。すでにチャークさんとは何作品も一緒に制作していますが、こういった規模で作品制作に臨めるのは2012年制作の「金のさかな」以来じゃないかと思います。いい作品になるよう、一緒に突っ走れたらです。

毎回情報が遅れがちですが、今夏は長野県飯田、今秋、東京パペットハウスさん、北九州にて展覧会、大分では、初演公演等。日本でのイベントが色々と続きます。詳細は後日書いていこうと思っています!いつも告知がギリギリになりがちですが、今年は、なるべく早めにインフォしていきたいと思っています!!

写真・1 長野県飯田に打ち合わせに向かった時に乗車した、伊那路の車窓より!
写真・2 講演前
写真・3 恥ずかしい瞬間での講演時の写真。。
写真・4 小倉にて新作打ち合わせ中です!詳細は後日!!!
写真・5 小倉の原風景

(打ち合わせがメインの滞在の時は普段より写真を撮らないので、ブログにあげる写真を見つけるのに苦労しました。)


近況報告・4月

ファイル 299-1.jpgファイル 299-2.jpgファイル 299-3.jpgファイル 299-4.jpgファイル 299-5.jpg4月も後半になりました。生まれ月とあり、一番好きな季節です。私は、まだ少し肌寒い春が好きなのですが、プラハの春と秋は短く、一気に半袖でも大丈夫な暖かい日になっています。桜は終わり気味ですがライラック、木蓮など、時差なく一斉に咲き出していて、個人的にはもったいないなと感じています。それでも、抜けるような青空に花、木が芽吹いていて本当に綺麗です。去年の春は日本にいたので、苦しまなかったのですが、今年は、例年通り花粉症にかなり厳しくやられています。私はシラカバ花粉症で、特に口腔アレルギーが酷いです…。春税です…。

先日、誕生日を迎え、今年で30代最後の年だなあと思うと、なんとなく背筋を正したくなるような気持ちになりました。何歳まで生きられるかわかりませんが、折り返し地点をいつの間にか回っていたなぁと。今までの人生とこれからの人生。今までやってきたこと。これから、できる挑戦。

ちょうど20歳の頃、Didoさんの「Hunter」という音楽が好きで良く聞いていました。ミュージックビデオも凄く好きで。特に、DidoさんがDidoさん自身を追いかけるシーンが、今でも、フッとした瞬間にフラッシュバックする映像です。たぶん、20歳の頃、自分の思い描く未来と自分の理想像と、現実のギャップが、自分が自分を追いかけるという映像に凄くリンクして、心に深く食い込んだのだろうなと思います。思い起こせば、あの頃から今日まで約20年、自分の描く自分を追いかける鬼ごっこは、全くもって距離を縮めていないような、ずっと続いていたのだな、なんて感じたりします。10年後、20年後、こういった気持ちがどう変化しているかわかりせんが、改めて、心を引き締めて精進していけたらと思いました。

今年は、進行形の仕事を平行しながら、大学に入ってから現在まで20年間で作成してきた作品、プロジェクト、写真・記録をとることなど疎かだったので、初心にかえって、振り返るためにもできるところから、まとめなおしてみたいと思っています。

さらに、私のウェブも、ペタオ・デザインも、かなりデータ更新をしていなかったので、アップデートをしていこうと思っています。過去の作品の写真、現在進行形の写真行程などは、インスタグラムに投稿しています。ウェブに載せてない画像も沢山あるので、ぜひ、見てみてください!( >インスタグラム)また、今年から始めた漫画ですが、描き始めると結構ネタが出てきて、自身のウェブ上でアップしていくのも、見づらいですし気軽ではないので、どうしたものか、、と考えていたのですが、漫画用のインスタグラムのアカウントを作りました。マイペースに随時更新していきますので、漫画も、こちらより、覗いてもらえればと思います。( >漫画・インスタグラム)

また、2016年にNHK・BSで放送された「世界に花さけ!なでしこたち」をYoutubeにてアップしました!( >「世界に花咲け!なでしこたち」)「なでしこ」撮影時は、髪型が家族全員から「全く似合わない!」と酷評を受けたパーマです…。最近、かなり久しぶりに私も見直して、かなり気恥ずかしくなりました。また、タイトルの「なでしこ(=大和撫子・日本の気品ある美しい女性)」からは、かけ離れた自分自身についても、かなり恥ずかしく思いますが、こんな私に注目してくれて、本当に丁寧に取材・撮影してくれた番組なので沢山の方に見て頂けたら嬉しいです。2014年に放送された「グッと地球便!」も、仕事がリンクしていたりもするので、ぜひ一緒に見て頂けたらです!( >「グッと!地球便」)

さらに、上記の2つの番組とは趣向が違う番組ですが、先日台湾の若いアーテイストが、私のアトリエに訪問に来てくれました。ビデオ撮影OKかと聞かれて、いいよと答えたら、こんなミニルポ番組に!世代の違いを感じました。私の英語がかなり恥ずかしいですが、台湾語で紹介されるのも不思議ですし、何よりかわいいエネルギッシュ二人組で、楽しかったです。台湾語ですが、全編4分程度なので、ぜひ見てみてくださーい!

写真・1 プラハのさくら!
写真・2 わんこの背景の植物は、春咲く花の中でも大好きなZlatý déšť(金の雨、名前も好き)
写真・3 「ぐっと地球便!」撮影時の、裏話
写真・4 「世界に花咲け!なでしこたち」撮影時の裏話?
写真・5 台湾の若いアーテイスト達と記念撮影。20代の濁りのないピースに挟まれ笑顔がひきつるアラフォーならぬ、Almost40..


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